正直になれなかった大学生

普通のことを普通につらつら書いていく。そんなブログ。

小説

血は吹き出し、人は死に。シンデレラは姉たちを憐れまない

童話ってホントは残酷―グリム童話から日本昔話まで38話 (二見文庫―二見WAi WAi文庫) 三浦 佑之 (監修) 童話はなぜ今の形になったのだろうか。 本書は知られざる童話をまとめたものだ。例えば、ディズニーで有名な『シンデレラ』の物語では、意地悪な姉たちは…

結婚もせず、女を孕ませた上原という作家

斜陽 (青空文庫) 太宰 治 (著) 太宰の孕ませた、結婚もしていない女の日記を元に作られた小説だそうだ。 主人公かず子はお嬢様でありながら日本の敗戦を期に廃れていってしまう様を描いたもので、初めて読んでたときは、たしかにお金持ちは鼻につくが、廃れ…

現代に通じる愛憎劇 読みやすい谷崎潤一郎

痴人の愛(青空文庫) 谷崎潤一郎(著) この本を読んだ衝撃はなんとも強いものでした。言い過ぎかもしれないけれど。 純文学というものを初めて読んだからというのもあるのでしょうが(なにを純というかはいささか不明ですが)、心情の機微と目に浮かぶ光景がこ…

事件が起こる前に解決すれば万事おーけー

探偵が早すぎる (講談社タイガ) 井上 真偽 (著) さすが、井上先生。 『その可能性はすでに考えた』では、あらゆる可能性を排除し、奇跡を証明するというテーマであったが、今回は、事件が起こってから解決するのではなく、事件が起こる前に解決してやろうと…

これが読破できたら、あなたは読書マスター!? 〜私の積み読3選〜

私の積み読3選 読書って楽しいですか? 私は普通の人より、本を読んでいる方だとは思いますが、楽しいと思って読書したことはあまりありません笑 そんな私が、これはつまらn…難しいなと思い、挫折した本を紹介させてもらおうと思います。(最近、あまり本を…

人類の衰退の末ロ?

人類は衰退しました 平常運転 (ガガガ文庫) 田中 ロミオ (著), 戸部 淑 (イラスト) 社会風刺がとても効いているラノベのようで、戯作と見比べる上で購入した。 ずっと1巻を読んでいると思っていたが、最後のあとがきにて短編集だと知る。どうりで分からない…

夢のキャンパスライフは何処へ

四畳半神話大系 (角川文庫) 森見登美彦 主人公「私」の遠回りな自虐的語り口調と戯作感溢れる文体がとても特徴的だった。 物語は、わきあいあいとする学生たちに馴染めない主人公「私」は、唯一の友人で、座右の銘が「不幸の味は蜜の味」の小津に事件にま…

活字に想いをのせて

活版印刷三日月堂(ポプラ文庫) ほしお さなえ 私は、活版印刷を実際に見たことがない。もちろん印刷に使う版も。それでも、この作品は活版印刷の質感やすばらしさを伝えてくれた。 涙なくしては読めない? 本当にそうだろうか? 話は、弓子さんが川越の観…

元クラスメイトの残酷な死

顔のない男 ステファン アーンヘム 堤 朝子(訳) この作品は、主人公フォビアン・リスクが家族と共に、ストックホルムからヘルシンボリに引っ越すところから話が始まる。事件は両手を切断された遺体の発見から始まり、次には足の切断された遺体が、とその後…

本がなきゃりゃあ、つくりゃいい

漫画と思い、間違えて買ったこの本。当たりだった。物語も楽しめるし、問題解決精神も学べる…きっと。 本好きの下剋上 第一部「兵士の娘I」 香月美夜 本が病的なほど好きな女子大生の本須麗乃が本が無い世界の子供のマインに転生してしまい、本を作るために…

家にいる恐怖

禍家 三津田信三 久々に一気読みしてしまった。以前読んだ『ゴーストフォビア』はホラーとして認識していない。 シナリオはニコ動で実況者がよく遊んでいるようなホラーフリーゲームに雰囲気がよく似ている。 物語は引っ越しから始まり、引っ越し先の家で様…

私は、幽霊恐怖症+ヤンキー恐怖症…あなたは?

ゴーストフォビア 美輪和音 あなたは何恐怖症を持っているだろうか? 私はというと、幽霊恐怖症とヤンキー恐怖症を持ち合わせている。お化け屋敷では貧血になるし、ヤンキーの前では冷や汗が出る。 さて、今回はそんな恐怖症(フォビア)に焦点を当てた作品…

その可能性はすでに考えた

聖女の毒杯 井上真偽 主人公ウエオロの決め台詞がタイトルとなっている「その可能性はすでに考えた」の続編が出ていた。その名も「聖女の毒杯」。 今回もパターンは同じで、様々な人物の推理をウエオロがあらゆる可能性を潰し、奇蹟であると証明するのが本作…

同じ時を生きる登場人物たち

光待つ場所へ 辻村深月 4つの短編と書き下ろしの短編1つが収録されている。 清水あやめが講義である作品に敗北を味わうところから始まる「しあわせのこみち」。恋人と別れた藤本昭彦が、彼女と行くはずたったベルリンに1人で訪れる「アスファルト」。自分…

若者の心情「さびしい」

凍りのくじら 辻村深月 ドラえもんの道具が登場するこの作品(物語中にも”比喩”として登場します)。ドラえもんが好きな人は”少し・ファンタスティック”かもしれません……………。 内容は…うーん、なんと言ったらいいのでしょうか。高校生の話…。(語彙力の無さ…

強引だが、感の良い捜査官

湿地 著:アーナルデュル・インドリダソン 訳:柳沢由美子 あまりにも読書レビューをさぼっていました〜…本読まなきゃね! ドラクエばっかやってました汗 今回は推理小説! ゴールドダガー賞受賞作品ということ、ミステリー小説ということでで購入。賞に関し…

ゲーム好きとかにおすすめ…かな〜?

ここはボツコニアン1 宮部みゆき 表紙が面白そうだし、帯に、「最大の問題作⁉︎(笑)」と書いてあり、興味を惹かれました。 うーん、笑 正直あんまりおもしろくはなかった気がします。シリーズが続いているので、人気があるのでしょうが…。先を読んでみたい…

人間の見栄? 自分はこういうとこあります。

何者 朝井リョウ こわい。これホラーでしょ。って言いたくなるほどの物でした汗 心にぐさりとささってて、一日経った今でも心の中がもやもやしてる笑 自分が美香と拓人を足して2で割ったような性格ななので、なおさらキツイ。朝井さんの観察眼がすごい笑 も…

なんだこのツッコミ…

さとり世代探偵のゆるやかな日常 後半ゆるくない!と思いましたが、前半はとても和むやりとりが多いです。 大学生(若い人)だと、少し共感できるところがあるんじゃないでしょうか? ただ、学生同士の会話でボケにツッコムくだりが長い…とても長く感じまし…

妖怪っていいですよね〜♪ 三部作です!

「朧月市役所妖怪課」シリーズ 青柳碧人 読んで二日で読み終わった本は久しぶり笑 結構きつい本を読んだあとだったので、とても楽しく読めました。 内容が軽いとも言えるのかな… 。でも、妖怪とか大好きだったので、とても楽しめました。個人的にはラスボス…