正直になれない大学生ブログ

趣味、鬱憤、等々つらつら書いていく。そんなブログ。

勇者は魔王を倒せるのか…!

バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書) 前野ウルド浩太郎 (著)

 
 本の魅力は、普段生きていて見聞きできないものを知ることができるツールだということを改めて感じた。
 バッタのが好きなことが強く伝わってくる熱い文章に、読んでいるこちらも楽しくなる。
 この本は、無職になったバッタ研究者の前野ウルド浩太郎さんが、研究のために滞在したモーリタニアでの体験記をまとめたものである。昆虫(特にバッタ)に対する情熱が伝わってくる。
 
目次

第1章 サハラに青春を賭ける

第2章 アフリカに染まる

第3章 旅立ちを前に

第4章 裏切りの大干ばつ

第5章 聖地でのあがき

第6章 地雷の海を越えて

第7章 彷徨える博士

第8章 「神の罰」に挑む

第9章 我サハラに死せず」

 

モーリタニアを冒険した博士
 フランス語が広く通用するモーリタニアに滞在した著者はフランス語が話せない。入国時には、よくわからずお酒を取り上げられたり、よくわからず関税を多く取られたり、たびたび被害にたびたびあっていた。
 とにかく失敗談が多く、想定している以上のことが現地で起きていた。その多々ある失敗から、著者は学び、バッタを追いかけていくうちに、次第に現地人の信頼をもらい、さらには日本やフランスに研究仲間や支持者を増やしていく。
 現地に単身で乗り込むことがいかに大変か伝わってくるのと同時に、素晴らしい人たちと巡り会えることに感動した。
 
 タイトルには、『バッタを倒しにアフリカへ』とあるが、そのタイトルが示している通り、バッタを追い求めて、研究資金を求めてもがき、研究者とは何かを自問しながら冒険する著者(勇者)とそれに対して一緒に協力した仲間達の冒険譚、伝記である。
 
 
 …これから論文を発表するため、バッタに関する詳しい内容があまり多くは出てこないことと、写真のフルカラー印刷がいくつかあり、虫が苦手な人には苦しいページがあることに注意したい。
 
印象に残った言葉
「つらいときは自分よりも恵まれている人を見るな。みじめな思いをするだけだ。つらいときこそ自分よりも恵まれていない人を見て、自分がいかに恵まれている感謝するんだ。」
 
バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書)

バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書)

 
今週読んだ本
  • 読書力 (岩波新書) 齋藤 孝 (著) – 2002/9
  • 20歳の自分に受けさせたい文章講義 (星海社新書) 古賀 史健 (著) – 2012/1
  • 大学の思い出は就活です(苦笑)―大学生活50のお約束 (ちくま新書)  石渡 嶺司 (著) – 2012/3
  • バッタを倒しにアフリカへ (光文社新書) 前野ウルド浩太郎 (著) – 2017/5
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