正直になれない大学生ブログ

趣味、鬱憤、等々つらつら書いていく。そんなブログ。

昭和年代の性格学(心理学)

性格 (岩波新書) 宮城 音弥 (著)

 

 発展途上の時代にあった心理学を性格の面に焦点を当てて書かれた本…という印象。

 昭和35年の本だけあって、言い回しがやたらくどくて、読みづらかった。慣れるしかない。

 昔の新書といっても、文章の流れは現代のものとそう変わらず、次はこういうふうに話が進んでいくんだなぐらいの予測は立てられた。(性格の概論や元→どう形作られていくか→その背景→実際の診断で使われる手段)

 

 参考文献や事項、人名索引あり。

 

目次
  1. 性格とはなにか
  2. 性格の類型
  3. 性格の類別
  4. 性格の形成
  5. 文化と性格
  6. 性と性格
  7. 性格の診断
  8. 筆相・手相・人相

 

病理法という技を用いる 

 この時代は、とにかく客観的で、数値として現れてくるグラフや結果を求め過ぎていたようで、筆者は、

 人間が自然に適応する技術から出発した。経験をつみ重ねて、これを分類し整理することも、一般的な法則を見出すことも、適応のために必要なことである。

 しかしながら、しばしば、この目的が忘れられて、方法のほうが重視される。数字で処理することができることは、大切なことであるが、数字で処理できないものには関心を示さない傾向が生じてきたのである。

 (…)動物実験を行って、数字とカーヴで、この結果をあらわすのが、真の医学であるという考えはかなり多い。しかしながら、これは全くの誤解である。

 と強く主張する。

 

印象に残った言葉

「精神的アレルギー」

 

性格 (岩波新書 青版 390)

性格 (岩波新書 青版 390)

 

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