正直になれない大学生ブログ

趣味、鬱憤、等々つらつら書いていく。そんなブログ。

僕らFラン学生

Fランク化する大学 音真司

 

 

 私はFラン学生だ。そんな私が学校の書店で偶然見かけてこの本を衝動買いした。Fランクの大学でこの本を置く店員の感性が素晴らしい。
 さて、Fランクとはどのような大学のことを言うのか。本、実体験に沿って書いていく。例えば、覚せい剤乱用防止ポスターが貼られている、首相がいえない学生がいる、スタディルームで騒ぐ輩がいる、講義中にモップが飛んでくる、そんな大学のことを言う(きっと)。そうした大学に非常勤講師と努めたときの話が紹介されている。
 話の流れが、現在の大学、学生・教員のFランク化、大学の問題点、それらを踏まえた上での良い大学の選び方という流れになっているため分かりやすい。

 

 最近では、就職率98%と謳っていたり、目新しいカタカナの学部がある中身のない大学や、『大学生を鍛えて磨くことを第一に考えていない』大学もあるようだ。つなわち経営を安定させようと、小手先の技術だけでどうにかしようとしていることだ。これからは大学への入学も『いいカモ』にならないために消費者としての目を持って判断することが大切だ。

 

 他にも筆者は、大学の方針で、全体の3分の1を欠席した者は学期末の試験を受けさせないこと。つまり、単位が得られないことに言及していた。
 筆者が言及していたこととは違うが、私はそうした制度に、毎日講義を受けに来ている人が、いつも講義に出ていないテストだけが出来る人に、成績で負ける不平等さを嫌う小学校のようなものを感じた。本書にも書いてあったが、そんな出席のために受ける気のない人が集り、うるさくなる方が最悪だ。
 また、教師側にも非あると言える。『文字を書くというただの作業をしているにすぎない』教師や、DVDだけを見せる講義。これはもはや講義とは言えない。これらの講義に不満はあるが、不満を投げかけても改善されることは少ないように感じる。

 

 いままで、普通だと感じていたものが、この本を読んだことにより、これは変なんだと思えたことが最大の発見だった。大学を受けるときに注意する点や、ゼミの選び方が載っていたりするので、これから大学を受ける人や現在大学不満を持って通ってる人には特におすすめな本だ。また、Fランク化を招いている大学関係者(特に経営者)にはぜひ読んでもらって、大学運営に精力を注いでもらいたいと思う。

 

 

Fランク化する大学 (小学館新書 お 17-1)

Fランク化する大学 (小学館新書 お 17-1)